よりみち

【大分県】小鹿田焼の里散策のおもとに…寶屋の「きこりめし」弁当

「おんせん県」として人気の大分県。

源泉数・湧出量ともに日本一という大分県の温泉ですが、少し観光もしてみませんか。

温泉ついでに寄ってほしいおすすめスポットが、「小鹿田焼(おんたやき)の里」。

昔ながらの集落は、和の雰囲気ただよう素敵なうつわ”小鹿田焼”の産地です。

作陶されたうつわがずらり
集落のいたるところに小鹿田焼。すてき!

そんな小鹿田焼の里近くにあるJR日田駅には、ぜひ食べてほしいお弁当を販売しているお店が。

もう見た目から素敵なのが伝わると思います…

こちらのお弁当の名前は「きこりめし」。

実は日田駅のある日田市は、林業が盛んな街として有名です。

日田駅構内の待合室も日田の杉を使って作られています。素敵すぎる

このきこりめし、日田市にて林業再生を目指しまちづくりをてがける、「ヤブクグリ」という団体からうまれたもの。

「いま、森を見よ!!」というスローガンを掲げ、地元の観光協会やクリエイターなどが集まり、結成されているそうです。

そんなヤブクグリに所属する、飲食店「寶屋(たからや)」を営むご夫妻が考案されたのがこのきこりめしなのです。

日田駅から徒歩1分の場所にある寶屋さん。老舗感あふれる店構え

日田市の杉を薄く切って作られたまげわっぱ風のお弁当箱には、派手さはないものの、しっかりと素材の味と旨味が感じられるおかずが詰まっています。

麦を混ぜたごはん、半熟煮卵、栗やシイタケ・にんじん・こんにゃく・鶏肉の煮物、お漬物…どれも噛むたびに「えっ!!?おいしい!!」と思わず声がこぼれてしまうほど。特にしっかりとおだしがしみ込んだ煮物は、もう最高。

余計なものの味がせず、何だか身体が浄化されていくような感覚になりました。

ちなみにごはんの上にのっているごぼうは、杉で作られた付属ののこぎりで切って食べられます。お弁当でプチ林業体験、楽しい。

小鹿田焼の里付近にはあまり飲食店が無いので、寶屋でお弁当を買って、遠足のように訪れてみるのもおすすめ。もちろん、ごみは持ち帰りましょう。

また日田駅構内もとっても素敵なので、駅の待合室で電車の発着を眺めながら食べるのも良いかも。こちらも、周りの方に迷惑のかからないように、という大人女子のルールはお忘れなく。

待合室にある机と椅子。テキスタイルにハートを撃ち抜かれました。そして箸袋に書かれたメッセージのインパクトが良い

もちろん温泉は大分旅行の欠かせないスポットですが、素敵なうつわを探しに行って、滋味あふれるお弁当を食べて…そんなしっとりした大人の観光もおすすめです。

 

お店情報

店名:寶屋
商品名:きこりめし
価格:880円 ※前日までの要予約商品です
所在地:大分県日田市元町13-1
関連リンク:寶屋公式WEBサイト