【熊本県】ご当地スーパーでお土産探し@鶴屋フーディワン
地元グルメの宝庫・ご当地スーパー。
その地の名物を知らずとも、ご当地スーパーに行って棚を眺めれば、いつもと違った商品ラインナップに自然と「この土地はこの料理が有名なのかな……?」なんてわかってしまうこともあるくらいです。
何となく金太郎飴のような印象のスーパーマーケットですが、実はご当地スーパーは地域によってラインナップがさまざま。ぜひその地のおいしいものを探してみてほしいです。
というわけで、今回は熊本県編をお届けします!
熊本県ご当地スーパー「鶴屋フーディワン 浜線店」
訪れたのはJR熊本駅から車で15分ほどの場所にある、鶴屋フーディワンの浜線店。鶴屋フーディワンは熊本県に4店舗のスーパーを展開していて、その本社と併設されている店舗が浜線店です。
母体の鶴屋商事は関連会社に鶴屋百貨店を持っており、その影響からか、鶴屋フーディワンの店内も「百貨店寄りのスーパー」といった印象。
店内は明るく清潔感があり、商品をダイレクトに楽しめるマルシェのような陳列だったり、催事が開かれていたりと、入った瞬間に心がときめく空間でした。
店内はさすがの品ぞろえで、熊本県のご当地商品でいっぱい。そして、あちこちにあの超人気ゆるキャラ・くまモンが出没します。
例えば九州醤油といえば!の、あまくち醤油やうまくち醤油がずらりと並んでいる醤油コーナーにもいるし、
お味噌にもヌッと登場。
はては寒天にまで……!どこにでもいるね、キミ。
心理学でいう単純接触効果なのかな。最初はそこまでくまモンに興味がなかった私も、スーパーを出る頃にはちょっとくまモンに愛着がわいちゃってました。
さて、くまモンからはいったん離れて、ほかにも熊本県のおいしいものを探します。
ふりかけコーナーで発見したのは、熊本県の食卓には欠かせないと聞く「ご飯の友」。シブ~いパッケージにしびれる!
九州は各県のスーパーにそれぞれ地元メーカーのインスタント麺が置いてあるほどラーメン文化が強い印象ですが、熊本県でも地元感あふれる「アベックラーメン」を発見しました。
あと、充実していたのが乳製品コーナー。全国屈指の生乳生産県だけあって、いろんな種類のヨーグルトや関連商品がありました。乳製品好きにはたまりません!
ご紹介した以外にも、まだまだ熊本県産商品はたくさん。
冒頭に「百貨店寄りの印象」と書きましたがラインナップも百貨店のような豊富さで「これは探し買いがある~~」と大興奮でした。
そんな中から持ち帰ったのはこちらの商品たちです!
熊本県ご当地食品
フンドーダイ「うまくちしょうゆ」
九州ならではの甘いお醤油は、お刺身にあわせたり、煮物に使って味に深みを出したりと我が家でも大活躍。
熊本県のしょうゆメーカー・フンドーダイの「うまくちしょうゆ」もまた、甘口のこいくちしょうゆです。
甘いといってもベタッとした甘さではなく、まろやかでコクがある甘みなので使いやすい。しょうゆの辛さも控えめです。
五木食品「アベックラーメン」
「いかにもラーメン」なパッケージがかわいいアベックラーメンは、昭和35年の発売以来、熊本県民に愛され続けているロングセラー商品。
気になる「アベック」の由来は、公式サイトいわく「2人前であることから、発売当時の流行語『アベック』を商品名にしました」とのことです。洒落がきいてる~!
スープはあっさりとした塩味で、ランチや夜ごはんにはもちろん、朝から“朝ラー”だってできちゃう軽さ。これは危険なラーメンだ……。
らくのうマザーズ「カフェ・オ・レ」
西日本で一番の生乳生産量を誇る熊本県。そんな熊本県で総合酪農組織として事業を営むのが、熊本県酪農業協同組合連合会、通称「らくのうマザーズ」です。
そんならくのうマザーズから販売されている「カフェ・オ・レ」は、阿蘇山麓でとれた新鮮な牛乳を54%使用。厳選された深煎り豆をブレンドしたコーヒーと合わせてつくられた、人気の乳飲料です。
すてきな貴婦人が描かれたレトロなパッケージにもキュンとしますね。
オオヤブデイリーファーム「くまもと半熟よーぐるちょ」
まるでレアチーズケーキのようなクリーミーな食感と味わいに、一度食べたら病みつき!酸味は控えめで老若男女が食べやすい味です。
原材料は自家産の生乳と甜菜糖のみという、余計なものが入っていないのもうれしいポイント。安心して食べられますね。
マルキン食品「南関あげ」
熊本名産の南関(なんかん)あげは、熊本県に古くから伝わる伝統食品。独特のつくり方により、通常の油揚げと違って常温で保存でき、しかも長持ちなんです。
一般的な油揚げと同様にお味噌汁や煮物に使えますが、水分が少ないのでしっかりだしを浸す方がおいしく仕上がるのだとか。
味屋製菓「亀せん」
亀の甲羅ような見た目のおせんべい「亀せん」は、熊本県で世代を超えて長く食べ続けられている駄菓子です。
甘めの味付けは九州醤油によるもの。サクサク食感がクセになる品です。
豊前屋本店「たまごごはん醤油」
阿蘇に位置する醤油と味噌のメーカー・豊前屋本店が手がける、たまごかけごはん専用の醤油は、くまモン入りのパッケージと使いやすいサイズ感がポイント!
とびうおと昆布でとっただしがおいしさの極意なのだそう。これさえあればリッチな朝ごはんタイムが楽しめそうです!
木村「大阿蘇牛乳キャラメル」
お菓子の製造販売を事業とする株式会社木村が、らくのうマザーズとタッグを組んでつくった、阿蘇の牛乳を使用したキャラメル。
素朴で昔懐かしい味わいで、疲れた時にパクッとひとくち頬張りたいお菓子です。
フタバ「御飯の友」
熊本県民たちの食卓に欠かせない(?)御飯の友は、なんと大正時代の初期につくられたという元祖ふりかけです。
いりこをまるごと粉砕し、醤油で味付け。合わせたのは、たまごや海藻、のり、白ごまです。サッとひとふりするだけで、白ごはんをさらにおいしくしてくれますよ。
重工産業「皇帝 太平燕」
春雨スープにたっぷりの野菜を合わせた熊本の郷土料理「太平燕(タイピーエン)」が自宅で簡単に食べられるインスタント麺。
とんこつ味やチキン味などバラエティー豊かな味のラインナップから、私は辛みそ味をチョイスしました。
朝食や夜食にちょうどいいボリューム感で、ヘルシーに食べられるのでお気に入りです。
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ご当地食品の宝庫だった、熊本県のご当地スーパー・鶴屋フーディワン。
地方の味がいろいろ見つけられてとっても楽しいので、お土産屋さん一辺倒のお土産選びから趣向を変えて、ぜひその土地のスーパーにも足を運んでみてくださいね。