【愛知県/名古屋】ご当地スーパーでお土産探し@ヤマナカ
各地域の食文化を知るには、その土地にあるご当地スーパーに行ってみるのが一番。自分が生活している地域のスーパーでは出会えない商品がたくさんあり、新しい料理にチャレンジするきっかけにもなりますよ。今回のご当地スーパー旅は、愛知県名古屋市に行ってきました。想像以上にご当地食が充実していてかなり興奮!ぜひ旅行の際の参考にしてください。
愛知県ご当地スーパー「ヤマナカ 安田店」
名古屋駅から車で20分ほど走ったところにあるヤマナカ安田店。愛知県の中でも老舗のスーパーであるヤマナカの店舗ブランドには、一般的な価格帯の商品が種類豊富に揃う「ヤマナカ」ほか、こだわりの商品を集めた「フランテ」や激安価格にチャレンジする「ザ・チャレンジハウス」の3つがあります。
今回訪れたヤマナカの店舗は、地域の人の食の拠点になっている中型スーパー。外観は一般的なスーパーですが、地元の食材がしっかりとラインナップされていて、地元民はもちろん旅行客も楽しめる店舗でした。
愛知県のスーパーをめぐっていて驚いたのは、地元ブランドの多さ。正直なところ、「手羽先」「赤みそ」などの有名なご当地グルメは知っていたものの、独自の食文化がしっかり発達しているイメージはあまりなかったので良い意味でショックを受けました。
地元ブランド品が多く揃うヤマナカで、特に気になったのが「寿がきや」ブランドの商品の多さ。パスタや定番のラーメンも種類豊富にラインナップされていました。
うどんスープのコーナーでも寿がきや商品を発見。麺類に関連する商品棚には必ず寿がきやの商品が置いてありました。さすが地元の大手メーカー。
名古屋市に本社をおく「コーミソース」の商品も発見。中京圏の生活者の嗜好に合わせた味付けとなっているそうで、愛知ではソースと言えばコレ、というくらいの定番ブランドです。ちなみに「コーミ」の由来は「香味」からなのだそう。
「イチビキ」も、名古屋市に本社を置く食品メーカー。愛知ならではのたまり醤油やみそなどを製造する調味料メーカーです。地元の味を知るには地元メーカーの商品を使ってみるのが一番。醤油やみそは料理のベースになる食品なので、ぜひ買って試したいところです。
イチビキの商品以外にも、みそのコーナーには八丁味噌など「これぞ愛知の味」がたくさん。料理好きさん向けの大容量サイズから、料理初心者でも使える便利な調味みそ系までいろいろとあるので、お気に入りを見つけましょう。
また、名古屋の味といえばコレ!のあんかけパスタソースもありました。あんかけパスタ、最初に食べたときは想像していた味と違いすぎてびっくりしましたが、じわじわとハマってしまう味なんです。その驚きと地味に病みつきになってしまう感じ、ぜひ味わってほしい!
パスタ繋がりだと、愛知県食品メーカー「名城食品」の、「お子様スパゲティ」もレトロなパッケージで気になりました。麺に下味がついてるので、調理時はケチャップや粉チーズをかければ良いだけなのだそう。お弁当用に便利そうですね。
他にも、愛知(名古屋)名物はいっぱい。おせんべいコーナーにはめちゃくちゃえびせんが揃っていたり、
喫茶店文化の強い名古屋でよく食べられている、「あんトースト」が再現できる商品があったり。
八丁味噌で作られたどて煮(どて焼)用の調味料もありました。食文化のふり幅たるや……。
名古屋発祥の人気飲食店「赤から」の鍋が再現できるスープも。鍋スープって、ごはんを作るのが面倒なときにストックしてあるとめちゃくちゃ心強いんですよね……。
名古屋コーチンでだしをとったつゆも。
どれもこれも気になりすぎて、買い物かごの中に入れる選抜土産を選ぶのが大変でした。
かなりいろいろ発見できたヤマナカでのご当地食品探し。全部買いたいものの胃袋の量には限界があるので……選抜した商品は以下のとおりです!
※なお、いつもなら各商品のレシート価格も紹介しているのですが、手違いでレシートを捨ててしまったようで(涙)、今回は価格なしでのご紹介となります。
おすすめ愛知(名古屋)土産
寿がきや「みそ煮込みうどんスープ」
愛知名物のみそ煮込みうどんが家庭で簡単に再現できるスープの素。粉末スープなので持ち帰りがラクちんなのもポイントです。ちなみに愛知県では「八丁味噌」「赤みそ」「豆みそ」などのみその呼び方が存在しますが、基本的には同じものととらえてOKだそう。
寿がきや「SUHAKIYAラーメン」
こちらも寿がきやから。看板商品とも言えるスガキヤラーメンは、和風とんこつ味のスープが特徴です。東海を中心に展開している店舗でも食べられますが、お土産にもぜひ持って帰っておきたいところ。名古屋に行ったら、スガキヤラーメンは外せません。
寿がきや「台湾ラーメン ピリ辛醤」
「台湾」とつくのに、発祥地は台湾ではなく名古屋。そんな不思議なご当地メニューもマストバイ土産の一つです。醤油ベースに唐辛子がたっぷり入った辛いスープに、細めの麺と炒めた豚ひき肉、もやし、ニラなどが合わされています。台湾ラーメンは名古屋の人気飲食店「味仙」の創業者が台湾をイメージして作ったのが元だと言われており、台湾では食べることができないのでぜひ名古屋で買っておきましょう。
小笠原製粉「キリマルラーメン」
愛知県の西三河地方で発売され、人気に火がついたキリマルラーメン。少し前までは「キリンラーメン」の名で売られていましたが、大人の事情から商品名が変更になりました(悲)。キュートなパッケージで即席めんコーナーでもひときわ目を引く本品。地元民のソウルフードです。
ナカモ「つけてみそかけてみそ」
愛知土産として有名すぎる本品は、いろいろな料理に使える万能みそだれ。通常のみそよりもさらりとしていて扱いやすいので、ソースのような使い方ができます。お土産品に迷ったら、とりあえずこれは買っておきましょう。
松永製菓「しるこサンドスティック」
モーニングに小倉トーストを食べる文化がある名古屋。あんこに親しんできた同県では、しるこサンドなるあんこを使ったビスケット菓子も販売されています。食べてみると意外と甘さは控えめ。個性が強すぎず、子どもも大人も食べやすい味です。疲れたときのおやつ用に買っておきたいところ。
コーミ「あんかけパスタソース」
パッケージのキャッチコピー通り「無性に食べたくなるおいしさ」なあんかけパスタ。ケチャップを薄くしたようなトマトソース味のあんは、胡椒でピリッと辛めに味付けされています。トマトソースベースですが、ナポリタンともミートソースとも違う今まで食べたことのない味に、衝撃を覚えること間違いなし。ぜひチャレンジしてみてください。
三河屋製菓「えびみりん焼」
車えびの水揚げ量が多いことでも知られる愛知県。名古屋のスーパーには、見たこともないほどえびせんの種類が豊富でした。迷ったげく今回はお土産向きパッケージのこちらをチョイス。「ミカワヤ」のフォントやその上のリボン(?)マーク、パッケージの色使いが、とってもかわいいです。
イチビキ「赤から鍋スティック」
名古屋発の飲食店「赤から」の味を再現できる本品。同シリーズには液体の鍋スープの素もありましたが持ち帰るには重いので、粉末状のこちらをチョイスしました。辛味が調整できるので、自分好みの味に仕上げられるところも嬉しいですね。
コーミ「コーミソース ちびちゃん こいくちソース」
中京地区の生活者の味覚を追求したというソースの味、とっても気になりますよね。試してみたい方は、まずこちらの「ちびちゃん」サイズから挑戦してみませんか?
オリエンタル「即席カレー」
パッケージに描かれた「オリエンタル坊や」のイラストがインパクト大なカレールーは、パッケージにひとめぼれして購入した商品。赤・青・黄の配色バランスが最高で、パッケージを見せてストックしておきたいくらいデザインが気に入りました。名古屋では、「カレーはこれじゃないとダメ」なんて人も多いという噂。
思った以上にたくさんご当地食の発掘ができ、大興奮のまま終わった愛知ご当地スーパーめぐり。皆さんもぜひお気に入りを見つけてくださいね。