コラム

ほぼ週刊!スーパーマーケットツウシンVol.3

こんにちは。ゴトウチスーパードットコム編集長の谷尻純子です。

気になるスーパーを取り上げて、その魅力を個人的見解で語るこちらのツウシン。今週は“ある商品”をきっかけに、全国的に有名なお店になったスーパー2社をピックアップしてみました。

今週の気になるスーパー

愛知県「ダイワスーパー」

私がダイワスーパーの存在を知ったのは2018年の夏。きっかけは確か、Instagramのタイムラインに流れてきた投稿だったように記憶しています。

投稿に写っていたのはかき氷。数年前から起きている夏のかき氷ブームでいろいろなお店がこぞってオリジナル品を考案するなかで、ダイワスーパーのかき氷は本気度がひと味もふた味も違い、あっという間に魅了されました。


フルーツの目利き力というスーパーの強みを活かし、かつインパクトのあるビジュアルで勝負に出たこのかき氷。2018年から始めたそうですが、うわさがうわさをよび、あっという間にダイワスーパーは全国からお客さんの押し寄せる人気店になったのです。

夏のかき氷だけでなく、通年販売しているフルーツサンドもまた、ダイワスーパーの人気商品。かき氷と同じくフルーツをギュギュッと詰め込んだインパクトあるビジュアルに、お客さんが惹かれないはずはありません。

もちろん見た目だけでなく、味も最高。私も愛知県まで行って食べましたが、ふわふわの食パンと甘すぎずさっぱりとした生クリーム、ジューシーなフルーツの組み合わせで、今まで食べたどのお店のフルーツサンドよりもおいしかったです。

フルーツサンドとかき氷でブレイクするまで、ダイワスーパーは愛知県岡崎市にポツンとある、知られざる個人スーパーでした。その小さなスーパーがフルーツサンドをきっかけに、愛知県内の別地域や福岡県、京都府、そして2020年には東京都の中目黒にと、フルーツサンドをメインとしたお店を展開するほどになっていったのです。

まさに、スーパー界のシンデレラストーリー。中目黒の店舗はあの食通で有名なアンジャッシュの渡部さんも、ご自身のYouTubeで紹介するほどの注目ぶりです。


でも、個人的には本店に行ってこそダイワスーパーの本当の良さがわかると思っています。フルーツサンドもかき氷も確かに最高においしいのですが、素晴らしいのは「おいしく商品と楽しく温かいサービスで、お客さんを喜ばせたい」と考えている、社長をはじめとした従業員さんたちの想い。

例えば本店では毎日フルーツサンドに並ぶお客さんたちに向けて、じゃんけん大会が行われます。私が伺ったときは、勝った人1名には「2,000円ほどする宮崎県産のマンゴーサンドをプレゼント(その場で食べる)」という特典がありました。

みんなでじゃんけんしてテンションを高め、代表してフルーツサンドを食べたお客さんは幸せいっぱいの顔で感想を語る。そして他のお客さんはフルーツサンドを買うのがより楽しみになる……。そんな、エンターテイメント性バツグンの演出もまた、ダイワスーパーの魅力なのです。


宮城県「主婦の店さいち」

スーパー業界にいる人なら誰もが知っているであろう、主婦の店さいち(以下、さいち)。宮城県の秋保温泉街にある、こちらもまた、個人商店的スーパーです。

業界ではお惣菜の売上率の高さで有名なさいち。そのなかでも最も人気なのが、「秋保おはぎ」です。


さいちの看板メニューである「秋保おはぎ」は、毎日5,000個も売れる超人気商品。県外からもこのおはぎを求めて宮城県に来る人が絶えず、宮城県のガイドブックにも掲載されているほどの人気ぶりで、宮城の観光を支える存在といっても過言ではありません。

丁寧に作られた素朴なおいしさの秋保おはぎは、程よい甘さであっさりしていて食べやすく、食べていて心のとげが抜けていくような……そんなほっこりした味でした。

社長の佐藤啓二さんの著書「売れ続ける理由」は私のバイブルでもありますが、このなかに綴られている“売れる秘訣”は、スーパー好きならずとも心を打たれる内容です。

「どんなに原材料が上がっても、不景気で地元のお客様の収入が増えないうちは値上げしない」

「手づくりで手間隙かけて、おいしいものをお客様に提供する」

「心をこめてものをつくる姿勢、心をこめてそれを売る姿勢」

佐藤啓二著「売れ続ける理由」ダイヤモンド社 より


佐藤社長がその著書のなかで語られている、お惣菜をつくる想いやお店を運営する際の姿勢には、小売店の原点が詰まっています。

ダイワスーパーと主婦の店さいちは、2社ともに決してアクセスがいいとはいえない、地方の個人スーパーです。両者とも人気に火が付いた理由は「おいしいオリジナル商品」でしたが、共通しているのはその奥にあるお店経営への確固たる信念。

「お客さんにいかに楽しんでもらうか、満足してもらうか」に真剣に向き合っているからこそ、ここまでブームになるほどの商品が誕生したのでしょう。

お店に行けば、各社の想いが体感できます。県外を越えた移動ができるようになった際は、ぜひ本店でその神髄に触れてもらいたいなと思います。


今週のひとこと

7月1日からのレジ袋有料化に向けて、好みのエコバックを探す日々。疲れている日の買い物は正直めちゃくちゃ面倒だけど、お気に入りのエコバッグを持てば少しは楽しくなるかもしれません。

自分の機嫌は自分でとりながら、日々の暮らしを愛していければなぁと思います。

ゴトウチスーパードットコム編集長 谷尻純子

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