よりみち

【鹿児島県】大人女子の鹿児島観光は嘉例川駅で駅弁を食べるべし!

先日行ってきた鹿児島県

当初、宮崎から鹿児島に移動する旅程だったのですが、予定が変更になり鹿児島だけを旅することになったので、急遽観光スポットを探しました。

その日、14時に鹿児島中央駅発の特急列車「玉手箱」に乗り、温泉街である指宿まで行く予定はすでに決まっていたので、自由時間は午前~14時まで。

鹿児島中央駅近くに泊まっていたので「ベタに桜島でも見に行こうかな…?」なんて考えていたのですが…

気づいてしまった。

嘉例川(かれいがわ)駅があることに。

元々、ご当地スーパーもさることながら、料理本、特にお弁当本が大好きな私。

人のお弁当をただひたすら写した本を永遠に読んでいられるくらい好きなのです。

お弁当本の中でも、特に好きなのがスタイリストである伊藤まさこさんの本。好きすぎて今年に購入してからもう20回は読みました…。

娘さんへの愛情こもった手作り弁当は、見ているだけでお腹がすくし癒されます。

その伊藤さんの本にコラムで出てきたのが、嘉例川駅の駅弁です。

鹿児島県にあることをすっかり忘れていたのですが、初めて知ったときからめちゃくちゃ憧れていて(じゃあ忘れるなよという話は置いておきましょ)、地図で「嘉例川」の文字を見たときはもう大興奮!!!

ベタな観光はまた今度にして、嘉例川駅に行くことを決めました。

この嘉例川駅ですが、とーってもローカルな場所にある無人駅(駅長さんっぽい人はいたからもう無人じゃないのかしら)なのですが、国内でも珍しく特急が止まる駅なんです。

鉄道好きに人気の「はやとの風」に乗り、数分の停車時間に駅舎を楽しむ観光客も多いそう。

県内で一番古い駅舎は木造で、その渋いたたずまいが人気。

なんと国の有形文化財にも指定されているそうです。

そんな嘉例川駅のおすすめポイントが、この駅限定の駅弁「百年の旅物語 かれい川」。

2004年に特急列車が停まるようになった際、名物の駅弁を誕生させようとコンテストがあり、そのグランプリに輝いたのがコチラの「森の弁当 やまだ屋」の駅弁だそうです。

なんとこの駅弁、「九州駅弁グランプリ」で3連覇。地元の食材を中心に作られた懐かしく優しい味わいのお弁当は、もう本当に絶対に食べてほしい。

グッドバイジャンクフード…(丁寧な気持ち)

内容は、たけのこごはんの他、地元の椎茸・たけのこなどを混ぜた嘉例川コロッケ、鹿児島特産のさつまいもの天ぷらである「がね」も入っています。

このがねが、ほくほくしていてほんのり甘く、滋味深~~~~~~!!っとなる逸品で。もう、もう…。

ちなみに、がねは別売りで単体でも購入可能。おやつに買っていく方も多いのだそうです。

私は鹿児島中央駅から特急(はやとの風)を使わず、普通電車で1時間半ほどかけて嘉例川駅に行き、帰りの電車までの約1時間ほどの待ち時間の間にお弁当を無事ゲットしました。

ネット情報によるとかなりの人気で売り切れてしまうこともあるようで、ヒヤヒヤしていたので販売開始時間よりも早く行きました。

ちなみに、本来の販売開始時間は10時半頃ですが、この日は10時には開始してくれた。優しい。

販売開始時間に間に合うように来れば、基本的には購入できるかと思います。

やまだ屋さんは家族で営まれており、お父さんがお弁当を運びに来ます。このポツンとした売り場もまたイイ。

待ち時間に、自然の景色や虫の音を堪能しながらお弁当を味わうのもまた一興。

ゆっくりと自分のペースで質の良い時間と食事を楽しむ嘉例川駅での駅弁タイムは、まさに至福の時!!

ご当地スーパー巡りの英気も養え、とっても良い観光(?)となりました。

帰り道は乗り換えの待ち時間(約1時間)を使って、ご当地スーパーの「サンキュー」へ

車や特急でアクセスすると便利ですが、私みたいにのんびりと普通列車で行って、車窓から見える景色を味わったり、手持無沙汰な時間に駅近辺をお散歩してみるのも楽しいですよ。

大人女子の皆さん(そうじゃない人も)!ぜひ鹿児島旅行の際は嘉例川駅でお弁当を楽しんでくみてください。

 

お弁当情報

商品名:百年の旅物語 かれい川
価格:1080円(税込)
販売場所:嘉例川駅および「はやとの風」車内(車内で購入する場合はJR九州にて要予約)